自己組織化と創発とは?【複雑系としてのサッカー】分かりやすく解説

こんにちは、講師のカズです。

サッカーの指導現場において、以下のようなフレーズを耳にすることがあると思います。

・ドリル練習は要素還元論的だからよくない
・もっと判断を伴った実践的な練習をするべきだ
・サッカーはサッカーをすることで上手くなる

一見すると「なるほどな」と思える言葉も、よくよく考えると奥が深い。

しかし、これら言葉の本当の意味は結構難しく、僕も理解するのにかなり時間がかかりました。

この「サッカーはサッカーをすることで上手くなる」という考え方は、サッカーというスポーツが 複雑なシステム(コンプレックスシステム) であることを前提としています。

また現在の様々な理論は「要素還元論的な捉え方ではなく、サッカーを複雑系として考える」ことが前提になっています。

では、そもそも「複雑系(複雑なシステム)」とは何なのでしょうか?

ざっくりとしたイメージは下記の記事を参考にどうぞ。

この記事では、サッカーを「複雑なシステム」として考えた時に必要となる基本的な概念や考え方を、分かりやすく、そして詳しく掘り下げて解説します。

※すでに「システムや複雑系、自己組織化や創発現象は知ってるよ」という方はスルーしてください。

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1.記事の要点を整理

最初に、この記事に書いてあることの要点だけを整理しておきます。

1.サッカーは複雑系のスポーツであるという前提に立つかどうかで指導方法は大きく変わる
2.『サッカーはサッカーをすることで上手くなる』というのは複雑系が前提
3.複雑系とはコンプレックス・システムのこと
4.システムと呼ばれるものは3つのもので成り立つ
5.システムは階層的につながっている
6.サッカーチームや指導では自己組織化を促すことが重要
7.チームやグループ、個人レベルで自己組織化を促す際のルールは簡単
8.チームに自己組織化を上手く導入できれば創発現象のメリットがある

以上が、この記事の大まかな内容です。

ここまで読んで「なるほど、そうだよね。」と思う方は、ここまでお読み頂きありがとうございました!

反対に全然わからない、もしくは聞いたことがないけど、興味があるという方は、指導のヒントになるかもしれないので、以下の内容を読んでみてください!

それでは詳しく解説します。

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