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少年サッカーで勝てない…指導者として何をすべきか?【3つの視点】

こんにちは、講師のカズです。

少年サッカーの指導現場では、チームがなかなか勝てない、毎年同じように下位に低迷してしまう、といった悩みを抱える指導者の方も少なくないと思います。

「少子化だから選手が集まらない…」
「うちの地域は強豪チームが多いから…」

外的要因に目が向きがちなこともありますが、本当にそれだけが原因なのでしょうか。

子どもたちのために、指導者として何かできることはないのか、と自問自答する日々かもしれません。

僕自身、30年以上の指導経験の中で、強いチームもそうでないチームも、人数が集まるクラブもそうでないクラブも経験してきました。

その中で見えてきた、勝てない状況で指導者が持つべき視点や、具体的なアプローチについてお話ししたいと思います。

この記事を読めば、チームが勝てない時に指導者が何を考え、どのように行動していけば良いのか、そのヒントが見つかる実践に活かせるようになると思うので、最後までご覧ください。

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1. チームが勝てない…まず指導者が持つべき矢印の向き

チームが勝てない状況が続くと、つい「選手たちの能力が…」とか「相手チームとの力の差が…」と考えてしまいがちです。

もちろん、それらも一因ではあるでしょう。

しかし、僕が何か問題に直面した時にいつも心がけているのは、まず自分自身に矢印を向けるということです。

① 外的要因のせいにする前に

例えば、「少子化で選手が集まらない」という問題。

確かに、地域によっては深刻な問題かもしれません。

僕の地域でも、少し車を走らせれば過疎化が進んでいる地域もあります。

そういった外的要因は、ある程度仕方のない部分もありますね。

しかし、そこで思考停止してしまうのではなく、「では、その状況下で自分のクラブや指導にできることはないのか?」と考えることが大切です。

例えば、最近野球の大谷翔平選手が活躍しているからサッカー人口が減っても仕方ない、と考えるのは簡単ですが、それでは何も改善しません。

外的要因も踏まえた上で、自分たちのクラブの魅力は何か、自分の指導の価値は何か、ということを深く考える。それが指導者としての出発点だと思います。子どもがゼロになるわけではないですからね。

② 自分自身(指導・クラブ運営)にできることはないか?

「ボロ負けしてしまう」「全然勝てなくて子どもたちが自信を失ってしまう」そういった状況を避けたいという想いは、僕も同じです。

勝てないチームを指導する上で、そこが一番に取り組まなければならない部分ですよね。

では、具体的に何ができるのか。

それを考える上で、まず「勝てるチームの現実」と「指導者の役割の限界と可能性」について触れておきたいと思います。

2. 「勝てるチーム」の現実と指導者の役割

これもぶっちゃけてしまうと、結果が出ているチームの多くは、やはり良い選手が集まっていることが多いです。

例えば全国大会に出るようなチームの練習メニューを知りたいと思う方もいるかもしれませんが、練習メニューを同じようにこなしても、そのレベルにはいけません。

そもそもの、選手たちの現在地点のレベルが異なるからです。

厳しい言い方かつ現実的ですが、ある程度のレベルを目指すには、現段階で持っている能力が関係してきます。

① 指導者ができることの限界と可能性

僕ら指導者にできることには、やはり限界があります。

魔法のような指導は存在しません。

例えば、分かりやすく選手のレベルを1から10までで表現するとしたら、レベル1の子をいきなりレベル10に引き上げるのは不可能です。

それは数年単位の長期的なスパンで取り組むべきことです。

しかし、レベル1の子をレベル2や3に引き上げる、レベル5の子をレベル6に引き上げる、ということは十分に可能です。

そこを信じられなければ、僕らが指導者をやる意味がありません。

僕自身、これまでのキャリアと経験から、それは可能だと確信しています。

② 「うまい選手を集める」ことが近道だが…

身も蓋もない言い方かもしれませんが、チームを強くするための最も手っ取り早い方法は、うまい選手を集めることです。

これが現実です。

しかし、多くの少年団や街クラブでは、そう簡単にうまい選手だけが集まるわけではありません。

では、どうすれば良いのか。

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