こんにちは、講師のカズです。
ジュニアサッカーの試合で、ゴールキーパーのミスから失点してしまい、チームの雰囲気が一気に悪くなってしまった…。
このような経験は、指導者をしているとよくあります。
フィールドの選手たちがミスをしたキーパーを責めるような態度をとったり、逆にキーパー自身が自信をなくしてしまったり。
指導者として、チームがバラバラになりかねないこの状況に、どう対応すればいいのか頭を悩ませることは多いと思います。
しかし、以下のような悩みを持つ指導者の方も多いのではないでしょうか。
・ミスしたGKの気持ちも、悔しがるFWの気持ちも、どちらもわかる…
・チームとしてこれをどう乗り越えればいいのか、対応に迷ってしまう…
・選手のミスを指摘したいが、チームの雰囲気を壊したくない…
この記事では、選手のミスをチーム全体でどう捉え、どう乗り越えていくべきか、僕が指導現場で実践してきた具体的なマネジメント方法を詳しく解説します。
この記事を読めば、選手のミスが起きてもチームの雰囲気をポジティブに保ち、選手全員が一体となって成長していける環境を作るための具体的なヒントが見つかるはずです。
ぜひ最後までご覧ください。
1. 導者が常に抱えるジレンマ
まず大前提として、指導に「完璧な正解」はありません。
Aという選択をすればBという問題が起きる、Bを解決しようとすればAが疎かになる。
常に僕らは、このジレンマの中で最善の選択を模索し続ける存在です。
「キーパーの成長を待つべきか、フィールドプレーヤーの満足度を優先すべきか」
この問いに正解はありません。
だからこそ、コーチ自身が「自分はこう考える」という哲学を持ち、一貫した姿勢で選手と向き合うことが大切になります。
悩むというのは、指導者として選手やチームに真摯に向き合っている証拠だと思います。
ちなみに、以下の書籍は「チームマネジメント」の上で、とても参考になります。
まだ、読んでいないという方は読んでみてください。
なぜ「否定的な言葉がパフォーマンスを下げるのか」脳科学的にわかります。
2. ミスの価値はポジションで変わらない
僕がこのような問題に直面した時に、まずチーム全体に伝えるのは「ミスに対する考え方」です。
以下のような考え方を軸に、マネジメントを行います。
