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本当にサッカーは”複雑系”だと思ってますか?その問いがチーム指導を劇的に変える。

こんにちは、講師のカズです。

突然ですが質問です。

「サッカーは複雑系のスポーツである」——あなたはこの言葉を“心の底から”信じていますか?

「もちろんそうです!」という声もあると思います。

ですがその一方で、実はこの言葉が誤解されたまま広まっていると感じる場面が現場には多々あります。

最近、僕より10歳ぐらい若いコーチと新しいクラブを立ち上げているのですが、その彼との会話で改めて気づかされたことがあるんです。

「サッカーは複雑系だよね」という話から始まって、「本当に複雑系だと思ってる?」という核心的な問いに発展しました。

実は、この問いかけには深い意味があります。

多くの指導者が「サッカーは複雑系」と言葉では理解していても、実際の指導現場では全く違うアプローチをしているからです。

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1. 「複雑系」と「複雑」は全く違う

例えば、時計や飛行機のように部品が多くて構造が複雑なものを「複雑系」と思っていませんか?

それらは要素は多いですが、分解すれば因果関係がはっきりする”Complicated(複雑)”なシステムです。

時計なら、このギアがこう回ると、あのギアがこう動くという線形的なつながりがある。

自動販売機も同じで、お金を入れてボタンを押すと商品が出てくる。毎回同じ挙動をする単純系なんです。

一方“Complex(複雑系)”は、

・要素同士が相互作用し続け
・同じ条件でも再現性がなく
・全体が”生き物”のように振る舞う

そんな予測不能なダイナミクスを持つシステムのことなんです。

サッカーを例に考えてみてください。

22人の選手がピッチにいて、それぞれが自分の判断で動いている。

でも、個々の選手の動きを足し算しても、試合全体の流れは予測できません。

選手同士の相互作用によって、誰も予想しなかった展開が生まれる。

これが創発現象です。

2. もし本当にサッカーを”複雑系”だと思うなら…

当然、チームマネジメント/練習運営/育成も”複雑系”として扱うべきという結論に至るはずです。

・コーチが中央から細かく制御する”時計仕掛け”のチーム
・選手が自律的に動き、創発現象が生まれる”生きたシステム”

どちらが現代的なサッカーの本質に近いのか。

僕がスペインに留学した時、現地の指導者学校では「サッカーは複雑系のスポーツだよね」という前提で話が進んでいました。

ヨーロッパの最先端理論も、すべて複雑系をベースに発展しています。

でも、日本ではまだまだ「複雑なもの」レベルの理解に留まっている指導者が多いように感じます。

これは本当にもったいないことです。

なぜなら、複雑系として本当に理解できれば、世の中のほとんどの現象に対して同じ概念を活用できるからです。

チームマネジメントも、戦術指導も、さらには経済活動も教育現場も、すべて複雑系として捉えることができるんです。

ここから先は、僕が現場で実践してきた“複雑系的マネジメント”の具体例として、

片付けのマネジメント → 自己組織化 → 創発現象へと発展した事例 
なぜその手法が”自己決定理論(内発的動機づけ)”にも合致するのか 
実際にうまくいかなかった「中央制御型」の失敗パターン 
明日から実践できる具体的な手法

…を詳しく紹介していきます。

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3. 【有料級】事例:片付けマネジメントに”複雑系”を持ち込んだら何が起こったか?

僕が実際に導入しているのは、片付けのときにたった2つのルールだけを設定する方法です。

これだけで、選手たちは主体的に動き、自主的に取り組みます。

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