- Q:フォーメーションをコロコロ変えるのはダメ?
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結論:はい、安易なフォーメーション変更は選手の成長と指導者のスキル向上を阻害するため避けるべきです。
具体的な問題点は以下の通りです。
①対処が付け焼き刃的になる:
構造的特性で一時的に解決するが根本的改善にならない
②戦術メモリーが増えない:
トレーニングを積んで問題解決していないため戦術スキル向上につながらない
③指導スキルが上がらない:
同じフォーメーション内で問題解決するアイデア創出能力が身につかない
例えば2-3-2でCB脇のスペースを使われて3-3-1に変更すると、その試合は守備ブロックの安定で上手くいきますが、2-3-2のメリットが失われ根本解決になりません。
少なくとも半年〜1シーズンはそのフォーメーション内でやりくりして戦術メモリーを高め、2シーズン目以降に新たなフォーメーションを採用することが推奨されます。
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参考


【本質論】少年サッカー・フォーメーションを考える際に大切なこと
フォーメーションが上手くいかないとき、すぐに変更していませんか?
この記事では、各フォーメーションが構造的に持つ“学びやすい戦術・学びにくい戦術”を整理し、指導の質を高める視点を解説します。