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ジュニアサッカー【オフザボールの動き・指導】徹底解説

こんにちは、講師のカズです。

ジュニア年代のサッカー指導では、オフザボールの動きを教えることがとても重要です。

しかし、以下のような悩みを持つ指導者の方も多いのではないでしょうか。

・オフザボールの重要性は分かるが、どう教えればいいか分からない
・「動け」と言っても子どもたちに伝わらない
・具体的にどんな動きをすべきか説明できない

僕自身、過去には「もっと動け」「ボールを見るな」といった抽象的な指示しかできていませんでした。

オフザボールの本質的な意味や、段階的な指導方法を理解できていませんでした。

この記事では、オフザボールの基本的な考え方から、子どもたちに伝わる具体的な指導方法まで詳しく解説します。

この記事を読めば、オフザボールの指導が明確になり、子どもたちの動きが格段に良くなると思いますので、最後までご覧ください。

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1. なぜ指導者はオフザボールを理解すべきなのか

①サッカーの本質を教える重要性

サッカーは22人(8人制は16人)の選手がいて、ボールを持っているのは常に1人だけです。

つまり、試合時間の大部分で選手たちはオフザボールの状態にあります。

指導者がオフザボールの本質を理解していることで、サッカーの9割以上を占める時間の指導ができるようになります。

②選手の思考力を育てる指導者の役割

オフザボールの指導は、選手の判断力と思考力を育てる絶好の機会です。

「なぜその位置に動くのか」「今、何を考えてポジションを取っているのか」を指導者が問いかけることで、選手の自立した思考を促すことができます。

③チーム戦術の基盤を作る価値

オフザボールの理解は、すべてのチーム戦術の基盤になります。

パス、サポート、スペースの活用など、あらゆる戦術的要素がオフザボールの動きと密接に関わっているため、指導者にとって最重要スキルの一つです。

普遍的な概念である戦術コンセプト群は、基本的にはすべてオフザボールでの動きになりますね。

また、チームとしての戦術、いわゆるゲームモデル(プレーモデル)も、オフザボールの動きに関係してきます。

2. オフザボールの2つの状態を理解する重要性

①直接的関与と間接的関与の違い

オフザボールには「直接的にボールに関与できる状態」と「間接的に関わる状態」の2種類があります。

指導者がこの違いを理解していると、選手に対してより具体的で適切な指導ができるようになります。

「今はどちらの状態なのか」を意識した声かけが可能になります。

②状況に応じた指導アプローチの変化

2つの状態を理解している指導者は、状況に応じて指導のアプローチを変えることができます。

直接的関与の状態では即座の判断を、間接的関与の状態では次の展開を予測した動きを求めるといった使い分けが可能になります。

3. オフザボールの教え方で指導者が身につけるもの

①2つの要素を理解した指導力

オフザボールの指導には「認知」と「判断」の2つの要素があります。

この構造を理解している指導者は、選手がどの段階でつまずいているかを正確に把握し、適切な練習方法を選択できるようになります。

②3ステップによる体系的指導法

オフザボールの指導を3ステップで体系化することで、指導者は段階的で効果的な指導ができるようになります。

いきなり複雑な動きを求めるのではなく、基礎から応用へと発展させる指導プロセスを身につけることができます。

4. ジュニア年代のオフザボールの指導で得られるもの

①子どもたちの成長を促す指導者の役割

ジュニア年代でのオフザボール指導は、選手の成長段階に合わせたアプローチが重要です。

指導者がこの年代の特徴を理解してオフザボール指導を行うことで、子どもたちのサッカー理解が深まり、より主体的な選手を育てることができます。

②基礎的な戦術理解の土台作り

ジュニア年代でのオフザボール指導は、将来的な戦術理解の土台となります。

指導者が基本的なオフザボールの動きをしっかりと教えることで、高学年や中学生になってからの戦術的な理解がスムーズになります。

③選手の自主性を育む指導効果

オフザボールの指導を通じて、選手たちは「自分で考えて動く」習慣を身につけることができます。

指導者の適切な問いかけと段階的な指導により、選手の自主性と判断力を同時に育てることが可能になります。

まとめ

●オフザボールの理解によりサッカーの本質を教えることができる
●選手の思考力と判断力を育てる指導が可能になる
●2つの状態の違いを理解することで具体的な指導ができる
●身体の向きの指導により選手のプレーの質が向上する
●2つの要素と3ステップで体系的な指導法が身につく
●ジュニア年代での適切な指導により将来の戦術理解の土台を作れる
●選手の自主性と判断力を同時に育てることができる

この記事では、指導者がオフザボールを理解することの重要性について解説しました。

オフザボールの指導は、指導者の「もっと動け」という抽象的な指示を「具体的で効果的な指導」に変えてくれます。

選手たちも、なぜその動きが必要なのかを理解することで、より意識的で質の高いプレーができるようになります。

皆さんの指導現場でも、ぜひオフザボールの体系的な指導を取り入れてみてください!

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