こんにちは。講師のカズです。
タイトルにすでに結論を書いていますが、今回は「自己成長を加速させる・メンターとモデリング学習の活用」について解説したいと思います。
が、小手先のテクニックではなく、サッカーコーチとして必要なスタンス、精神論的なお話になります。
すぐに役立つ知識が欲しい方はこの記事をスルーしましょう。
この記事はこんな方が対象です。
・もっとコーチングスキルを上げたい。
・普段何を勉強すればいい?
・そもそもどうやったらスキルアップできるか分からない。
この記事のテーマ
サッカーコーチとしてレベルアップするために日々取り組む効果的な方法とその理由
結論
先に結論から書いてしまいますが、タイトルと同じです。
自分が「こんな風になりたい」と思える人の行動や取り組みを「自分もひたすらマネする」という方法は自己成長を加速させます。
その人が「毎日サッカーの本を読んでます」と言えばマネし、「選手とのミーティングでは最初に必ずユーモアを交えて話しています」と言えばマネし、「毎日新しい練習メニューを考えてます」と言えばマネする。
ひたすらマネを繰り返すことで「自然と同じようにできるようになる」。
それくらい自分にとっての「メンター」=「憧れる師匠」は重要なんですね。
この考えは、ぼくの実際の経験談もありますが、心理学的にもメンターに対するモデリング(観察学習)という意味で信憑性があります。
あなたにメンターはいますか?
メンターってコトバを聞いたことがありますか?
「師匠」「指導者」「助言者」などいろんな意味がありますが、ようするに「その人のように自分はなりたい」と思える人です。
子どもたちのサッカーで言えば「メッシのようになりたい」という場合、その子どもにとってメッシは良きメンター(模倣したい対象)です。
この記事を見ている方も、今までの人生で数名ピックアップできるのではないでしょうか。
では、サッカーの指導現場ではどうでしょう。
あなたが「この人のようになりたい」と思えるコーチはいますか?
ぼくはサッカーコーチになってからは数名「この人はすごい」「こんなコーチになりたい」と思える人に出会いました。
今でも目標とする存在であり、できるだけそこに近づきたいと思っています。
モデリング(観察学習)
話しはかわって心理学で使われる「モデリング」。
モデリングとは観察学習のことで、『対象(モデル)』の動作や行動、その他様々な要素を見てマネすることを繰り返すことで「自分をスキルアップさせる=モデルに近づく」といった方法。
サッカー指導では、コーチが子どもの前でインステップシュートのお手本を見せて、それを子どもがコーチと同じようなフォームをマネする。
最初は上手くいかないかもしれませんが、繰り返しマネをして行くことでコーチのフォーム(お手本)と似てきます。
コーチとしてメンターのマネをした実体験
メンターとは「あなたにとって『そうなりたい』」存在ですから、その人の動作や行動をひたすらマネすることで、自分も同じような動作や行動がとれるように近づいていきます。
実際にぼくがサッカーの指導現場でとても役に立った経験談を。
若い頃のぼくはU6〜U8あたりの年代の選手の指導がとても苦手でした。
どうやってコントロールすれば良いかが分からない。
どうやったら注意を惹けて、なおかつ練習に意欲的に取り組んでくれるのか。話をキチンと聞かせることができないなど苦手意識が。
そんな時、当時のぼくにとってはとても憧れていたコーチの方と仕事をする機会があり、その人がどのようにその年代に指導をするのかを見るチャンスがありました。
なんと、それはそれは本当に見事。
当時のぼくからすると完璧な指導で、これこそ自分が理想とするやり方だと感じ、それからその人のマネをひたすら繰り返し、今ではほとんど問題なく指導できるようになりました。
現在の僕のメンター
現在は、サッカーコーチ以外にも「この人のようになりたい」と思えるぼくにとってのメンターはたくさんいます。
なので「そのような存在」になるために、ひたすらマネを繰り返している段階です。
守破離で言ったら『守』の段階で、ひたすら鵜呑みにして繰り返す。
その先に別のゴールがあったとしても、その過程は決してムダにはなりません。なんらかのスキルアップができています。
身近にメンターがいないなら本を読む
もしかしたら「身近にメンターのような人はいない」という方もいるかしれません。
そんな時は『本』です。
いろんな本に触れることできっと自分が憧れる、もしくは「そのようになりたい」と思えるモデルがあるはずです。
なので、迷わず本を手に取りましょう。
もし、あなたにメンターがいればすぐにマネしましょう&コンタクトを取りましょう。
行動こそがスキルアップの基本です。