教科:コーチング論
科目:『コーチング基礎』
テーマ:「言葉に魂を込める!心の底から沸き起こる情熱はあるか?」
今回は、動画とブログの両方からアプローチしています。
(動画と記事ではテーマは同じですが内容が若干もしくは大きく異なりますのでご了承ください)
実際に目にした若いコーチ
先日、他ある試合会場で小学生年代の試合。
僕は自分の担当ではなかったので少し気楽に帯同していたのですが、他チームの試合を見ていいて、そのチームを率いる若い監督のコーチングにとても違和感を覚えました。
この「違和感」という言葉、結構都合が良い言葉で「なんとなく否定する」感じです。
なので言葉を濁さずに「はっきり言うと」、
「絶対にこのコーチのもとでは選手は上手くならないし、チームは強くならない」そして「サッカー大好きにもならない」と感じるものでした。
今後改善してゆくのかもしれませんが、僕から見るとかなり難しいなという印象です。
(彼が努力家なら可能性はありますが、そうでなければ難しいかも)
「選手が上手くならない、チームが強くならない、子どもがサッカーに魅了されないコーチになってしまう」ことに共通するたった一つのこと
結論から言うとそれは『情熱』です。
選手への声かけの方法(コーチング)には様々な方法がありますが、いずれにせよその根底には『目の前の選手を絶対にサッカー好きにする、上手くする、強くするんだ!』
という『熱いパッション』がコーチにとってまずは重要です。
極端に言うと「お金をもらわなくてもやりたいこと」かどうか。
その「情熱」があってその次に「テクニック」が必要になります。
つまりテクニックありきではないのです。
僕が見た若い指導者のコーチングは、情熱が感じられず『言葉に魂がこもっていなかった』んだろうと思います。
『魂がこもってないから、心が揺り動かされない』なので選手は反応しません。
情熱がないならやめたほうが良い
「サッカーコーチを職業にしたいから指導者の勉強をする」のではなく、「子どもにサッカーを教えたい=結果仕事になる」のであれば成功すると思います。
もしくは「仕事は別でやっているけど教える情熱がある」のも全然良いと思います。
これはいつも僕が言っている「サッカーコーチは仕事ができる人材でないといけない」ということにもつながります。
「社会でも十分通用する能力があり、それをサッカーに向ける」のか「社会では通用しないからサッカーコーチになる」のか。
後者なら、絶対に成功しないので早く他の道でスキルアップするほうが良いかなと思います。
もし情熱があるなら下手でも努力を継続する
反対に「情熱があれば今はまだテクニックがなく選手を成長させれない」のであれば、どんどん勉強してどんどん指導現場に立ちましょう。
伝え方が下手でも「自分の情熱」は少なからず誰かに伝わります。1人かもしれないし5人かもしれない。ゼロはありません。
努力を継続することで、その情熱が多くの人に伝わって行くと思います。