
こんにちは、講師のカズです。
本記事は、壁パスと突破のドリブルを使って2対1の状況を突破する練習メニューの紹介です。
✔︎対象:小学3、4年生以上。
メニューの特徴としては待ち時間がほとんどなく、攻守においてプレーの反復性が高いこと。
ドリブル突破と壁パスにフォーカスできる内容となっています。
・壁パスの実践的な練習が知りたい
・いつもドリブルばかりしてしまう
・2対1での崩す時のコツを知りたい
今回はこういった方向けの内容です。
2対1の状況では細かな部分に気をつけないと上手く突破できないので、本記事にあるキーファクターを通じて「コツ」を解説したいと思います。
(動画で見たい方は最下部へどうぞ)
✔︎Contents
①練習メニューの解説
②練習メニューの特徴
③練習メニューの注意点
④動画で解説
①練習メニューの解説

1.練習のオーガナイズ
【タイトル】
2対1の壁パスorドリブル突破
【説明】
①図のように4角形の角にマーカーで小さなゴールを設定して4人がそれぞれの前に立つ。
②ボールを2つ用意し、ボールを持っている人が対角線にならないように隣の角に立つ。
③どちらかが対角線の向かいの選手にパスを出したらアプローチ→そのまま守備役。
④ボールを受けた選手はもう1組のボールを持っていない選手とペアになって2対1の攻撃。
⑤壁パスかドリブルで敵を攻略し、前方のマーカー間のゴールを目指す。
⑥終わったら反対の対角線のペアがスタート。それを繰り返す。
※守備が奪った場合はそのまま終了でも良い(自由にアレンジ)
【時間】
15分〜20分程度。
2.練習メニューのテーマ
練習メニューのテーマは下記の通り。
■目的:
前進・フィニッシュ
■ツール
【戦術アクション】
壁パス(ワンツー)
【テクニックアクション】
突破のドリブル(Regate)、パス
■プレー原則
特に設定なし
3.練習メニューのキーファクター
キーファクター(成功のためのコツ)をざっくりまとめると以下のようになります。
①パスするふりしてドリブルか、ドリブルするふりをしてパスかのフェイントを入れる
②敵をひきつけてからアクションを行う
③スピードを変化させる。(ゆっくりから速く)
④敵が前ががりになっているタイミングを狙う
⑤サポートの選手がいる方に抜きにかからない
⑥敵がワンツーに対応して裏が取れない場合は止まって受け直す
⑦壁パスのリターンはスペースへボールを出す
⑧壁役の選手はパスを出すギリギリまで味方の状態を見る
といった感じです。
他にもいろんなキーファクターがあると思うので、それぞれ選手に合うものを考えましょう。
また、今回は守備の部分にフォーカスしていませんが、もちろんそちらにフォーカスしてもOK。
その時は守備用のキーファクターを用意しましょう。
②練習メニューの特徴
1.プレーしている時間が長い
4人組で行うので攻守において待ち時間が短いです。
壁パスとドリブルのみに特化しているので反復性が高くなりますね。
2.サポートの練習にはあまりならない
サポート役の選手は始めから斜めの角度に立つことになるので、サポートを学べる練習メニューにはなりません。サポートの微調整のみですね。
あくまでもボールホルダーのテクニックに特化した練習メニューになります。
③練習メニューの注意点
1.サポート役の選手の動きが止まる
ぼくの経験上、サポート役の選手がコートの角に立ったままで上手くサポートできない現象が起きることがあります。
なので、ボールホルダーの位置によってサポートのポジションを動かすことを促しましょう。
2.攻撃がカンタンになってきたら
攻撃側が簡単に突破できるようになったら、守備の方を調整しましょう。
パスコースを切りながらプレッシャーをかけてドリブルに限定したり、パスを出された後の対応を教えると攻撃側の難易度が上がります。
以上が練習メニューの紹介になります。
文字で理解が難しい方は動画で見ることをお勧めします。
④動画で解説
同じテーマで他の形の練習メニューを知りたい方は下記の記事も参考にしてみてください。
もし2対1がカンタンなら2対2の練習を試しましょう。