ジュニアサッカー大学

ジュニアサッカーコーチのための学びの場。基礎的な知識から専門的な知識まで、指導現場で役立つリアルな情報を発信

サッカーにおける前進と保持『ジュニア年代の問題点』

サッカーにおける前進と保持『ジュニア年代の問題点』

こんにちは。ジュニアサッカー大学のカズです。

サッカーのゲーム中、自分たちのチームが今何をしている場面か?をわかりやすく分類するためにジュニアサッカー 大学では「11個のチーム全体のアクション」を設定しています。

今回は「サッカーの複雑な現象」をわかりやすく整理するためのフレームワーク『11個あるチーム全体のアクション』から『前進と保持』について解説します。

11個のチームアクションの全体像を知りたい方はこちら

✔︎この記事の内容

①前進と保持って何?

②前進と保持の具体的な例

③前進の方法は2種類ある

「前進と保持」とは敵のゴールに向かって進んで行くアクションでクロスを上げたりシュートを打つ前の段階を意味しています。

自陣のGKからボールを運び敵のゴール前でシュートを打つといった一連の流れを

ビルドアップの始まり」→「前進と保持」→「フィニッシュ

としています。

図で言うと黒く塗った部分です。

前進とボール保持


サッカーの大まかな攻撃の流れ中の真ん中あたりです。

ではさっそく見てみましょう。

①前進と保持って何?

「前進」とは敵のゴールに向かってボールを進めることで、「保持」とは失わないようにするために一度ボールを下げたり、サイドを変えたりするアクションです。

自チームのゴール前からいきなりシュートを打つことはほとんどなく、敵のゴールに近づいてシュートを打つためには「前進」する必要があります。

また多くの場合、直線的に前進できる訳ではないので「ボールを敵に取られないように”保持”」しながらボールを前進させます。

余談ですが、バルセロナのコーチングスクールでは「前進」と「保持」は別の概念でくくられていましたが、正直わかりにくいのでここでは「前進と保持」と同列のものにしています。

前進→Progresión

ボール保持→Conservación

試合を見ながら「今は前進」「今は保持」とすると細かすぎるので「つねに同時に行なっているイメージ」です。

みなさんは自由にアレンジしてください。

②「前進・保持」の具体的な例

では具体的な図を使って説明します。

前進と保持

なんとなくイメージできるでしょうか。

『ビルドアップの始まり』から次の段階に入ってボールを保持したり前進させています。

ビルドアップの始まりも前進じゃん !

という声が聞こえそうですが、ぼくもそう思います。

が、ビルドアップの始まりは「けっこう決まった形が多い」のに対して、そこから先の前進は規則性はあっても複雑性が増します。

なのでとりあえず分けましょう。

「ビルドアップの始まり」と連続して図で見るとこんな感じ。

ビルドアップの始まり
前進と保持

どうでしょうか。

まあイメージとしては少し前に進んでいるのと、主にゾーン2でのアクションとなります。

3つのゾーンを詳しく知りたい方はこちら

③前進の方法は2つある

自陣からボールを前進させる方法は2つあります。

①コンビネーション
 ・主にショートパスで前進させる方法

②ダイレクトプレー(ロングボール)
 ・ダイレクトとはワンタッチという意味ではなくダイレクトに攻撃するのでロングボールを入れることです。

ショートパスをつなぐFCバルセロナのようなチームは①のコンビネーションで前進を図りますが、縦に速いサッカーだったり、カウンター系はロングボールが多いですよね。

もちろん、両方をうまく使い分ける方法もあります。

なんとなくイメージできましたか?

「前進と保持」とは「ビルドアップの始まり」の次に来るフェーズでフィニッシュ(シュートを打つ前段階)までの段階のアクションを意味します。

Return Top