ジュニアサッカー大学

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今後求められるサッカーコーチ像-1 〜3つの側面とは何か〜

今後求められるサッカーコーチ像-1 〜3つの側面とは何か〜

教科:コーチ論
科目:コーチ パーソナリティ
テーマ:「今後求められるサッカーコーチ像-1」

みなさんこんにちは。講師のKazuです。
今日は「初級編」の講義で新米コーチや、サッカーキッズをお子さんに持つ保護者の方にも有益な情報です。

テーマは「今後求められるジュニアサッカーのコーチ像」ということについてお話ししたいと思います。

(ちなみに写真はバルセロナ留学中の写真です。グランドの奥にあるマンションの1室に住んでいました。)

「これからサッカーコーチを職業にしたい」とか「自分でクラブチームを立ち上げたい」もしくは「副業やボランティアだけど質の高い指導・チーム作りをしたい」と考えている方は、基本中の基本、「理想的なサッカーコーチ像」というものをしっかりと考える必要があります。

また、大事な子どもをサッカークラブに預けている保護者の方々にも、そのクラブが信頼できるものなのか、そのコーチは信頼できる人なのか、それを見極めるためにもきっと有益な話になると思います。

『人として・子どもを指導するサッカーコーチとしてのパーソナリティ』について考えて行きましょう。

サブタイトルにある「罠に落ちるな」はとても重要なことなので、しっかりと理解して下さい。

結論から言うと

求められるサッカーコーチ像、結論から言うとそれは「このコーチは、社会の中でもクリエイティブで質の高い仕事をしっかりこなせる人材なのだろうな」と見られるようになることです。つまり仕事ができて、人間的にも信頼できる人材になること。
単純ですが、目指すべきところは基本的なところです。

なぜか、
よく考えて欲しいのですが、自分の大事な子どもを預ける時に、どのようなクラブ、どのようなコーチに預けたいと思いますか?
同じ金額とクオリティなら、社会経験もないチャラチャしたコーチと、誠実でユーモアがあり常に選手のことを優先的に考えてくれるコーチ、どちらに自分の大事な子どもを預けたいと思いますか?

答えは明白です。

これからはクラブもコーチも評価される時代です。
この「評価」とは自分でするものではありません。評価とは常に「他者からされるもの」です。

コーチを始めたばかりの方は、周囲からどのように評価されていると思いますか?
あなたのクラブはどのように評価されていますか?

もちろん私も、日々レベルアップして行かなくてははなりませんね。

どんな課題に取り組むか?

では、具体的にどのようなことに取り組むべきでしょうか?
「信頼されるコーチになる」「信頼されるクラブになる」には、2つの異なる時間軸での取り組みが必要になります。

①中期・長期的に取り組むもの
②短期、今日から取り組めるもの

大きくこの2つがあります。
1つずつ見て行きましょう。

コーチに必要な3つの側面

最初は、中期・長期的に取り組む課題です。
すぐには目に見える形にはなりませんが、コーチとしてスキルアップするための重要な要素です。
これはサッカーに限らずあらゆるスポーツに共通するものですね。

優れた指導者=コーチになるためには3つの側面が必要です。

①『サッカーコーチとしての側面
これは当然のものですが、サッカーコーチですからしっかりとサッカーという競技を指導できることが重要です。

②『教育者としての側面』
スポーツを通じての人間教育、いろんな考えがありますが、「ジュニアサッカー大学」ではジュニア年代の指導者にとって、サッカーを通じて人間教育を行うことはとても重要なことだと考えています。
(サッカーという競技にも関連する深い話しで長くなるのでここでは割愛します)

③『研究者としての側面』
そして3つ目は「研究者」です。
常日頃、サッカーだけに留まらず、様々な分野に対して興味関心を持ち、常に新たな知識や教養を学んでゆくこと。もちろんサッカーを研究することも含まれます。

この3つが高みを目指してゆく「サッカーコーチに必要なの3つの側面」です。
サッカーを教えるための知識や教授法、人間教育を行う哲学、専門的に追求する研究、日々の自分の活動の基本的な考えとして取り入れてみましょう。

あまり難しく考える必要はありません。
要は日々勉強しましょう、ということです。

短期的な取り組み

前述したのは、勉強や経験が必要となる中期・長期的なものでしたが、次は「今すぐに取り組めるもの」です。
ここを変えるだけで、自分の意識がどんどん変わっていきます。

すごく基本的なことですが、実はコーチとしての出発点になります。
『あなたが今後サッカーコーチとして飯を食えるか?』
まずは基本から始めましょう。

基本はプロ意識の確立です。

「プロのコーチの定義」は曖昧ですが、1円でも金銭を頂いたら、もしくはボランティでも選手の大事な時間を預かったら、「サッカーコーチとしてプロフェッショナルな仕事」をしなければなりません。
ほとんど人がここで妥協していますが、重要なポイントです。

いくつか例を挙げながら進めて行きます。
質問でです。

・プロ意識を持っているあなたは、もちろん自分ではなく選手のことを優先的に考えていますよね?

・自分は偉いと勘違いしていませんよね?

・サッカーコーチとしてでなく、社会の中での自分の立ち位置を理解していますよね?

・コーチとしての利益ではなく、選手の利益を最大限に優先していますよね?

・子どもに対してどのような言葉使いが正しいかを理解していますよね?

・もちろん子どもの前で、もしくはグランド内でタバコを吸っていませんよね?

・もちろん練習の時はピアスは外していますよね?

これらは僕が20年以上ジュニアサッカー界を見てきた中でよくある例です。
すごく簡単なことですが、こういう基本的なところから考えていかなくてはなりません。

ちなみに、上記に当てはまるコーチを雇うチームは皆無だと思います。
なぜか?
そのような行為はクラブのブランドを低下させるだけなので、僕ならリスクを避けますね。

短期で取り組めることは簡単なことばかりです。

サッカーコーチを職業とするならば、基本的なことから取り組みましょう。
これから目指す若い方は、いくらでも修正できるはずです。

まずは、騙されたと思って、そこからやってみて下さい。
後々、効果が出てくると思います。

(ちなみに、僕が留学したスペイン・バルセロナではチームのレベルが上がれば上がるほど、人格的にも素晴らしい指導者が多かったですね。

コーチングスクールで「戦術の授業を担当していた先生」はとても人間的に良い感じの先生でしたが、その後エスパニョールのトップチームのコーチになっていました)

今日の講義は以上です。

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では、また次の講義でお会いしましょう。

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