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【日本のサッカー指導者ライセンスは見直すべき】

【日本のサッカー指導者ライセンスは見直すべき】

日本でも海外と同じように、サッカーの指導を行う際に「指導者ライセンス」というものがあります。「サッカーコーチはちゃんと勉強してライセンスを取る」ということは良い取り組みだと思いますが、なんだろう、どうしてもこの手のことは「悪い日本的なもの」になってしまう傾向があるようです。

今回は、サッカーコーチのライセンスについて検証してみます。

日本のライセンスの仕組み

日本のサッカー指導者のライセンスは大きく分けて上から、
S級→A級→B級→C級→D級→キッズリーダー
となっています。
詳細はこちら

キッズリーダー、D級、C級は誰でも受けることができ、
D級は2日間(合計9.5時間)、C級は5〜7日で取得することができます。
(C級は講義13時間、実技22時間)

B級を取得するにはC級ライセンスを取得しておかなければならず、各都道府県サッカー協会の推薦や〇〇連盟の推薦などが必要になります。
なぜ、推薦が必要になるか? その理由はよく分かりません。
だいたい16日くらいの日数で取得できるようですが、当然試験をパスしないといけません。

次に来るのがA級で、このA級にチャレンジできるのはB級ライセンス所持者です。
こちらも15,6日くらいのようですが、もちろん試験もあります。

C級からA級までの日数を合計すると、最大でも40日くらいになるのでしょうか?

バルセロナの指導者ライセンス

ちなみに僕が取得したスペイン・バルセロナで取得した指導者ライセンスはレベル1で3段階あるうちの最初のライセンスです。
しかし、平日の5日間朝8:30〜14:00頃まで授業があり、毎週いろんな科目の試験があります。
それを約3ヶ月こなし、合計で400時間くらいになります。
更に、どこかのクラブでアシスタントかコーチをしていることが必要で、クラブから証明書を出してもらい学校に提出しないといけません。

日本のC級〜A級までの時間や日数と比べると、スペインの初級レベルのライセンスの方が日数も時間も長いですね。

誰にでも開かれているか?

ここで言いたいのは「スペインのライセンスの方が難しい」といった類の話ではなく、ライセンスを取得することが「誰にでもオープンに開かれているか?」といった問題です。
スペインの場合だと、『ライセンスを持っていることは別にどうでもいい』。
「要は能力があるかないか」だけの判断です。
なぜなら「ライセンスは誰でも取れるし」そもそも「肩書き」で判断されないからです。

一方、日本のシステムだとどうでしょう?

「学びたい人が学べない」のはよく分かると思いますし、推薦ってどうやったら受けれるのか?
本質とかけ離れた部分が多く、それが機能しているようには見えません。

この辺は日本のよくある悪い体質が露呈されているのではないでしょうか?

情報がオープンになる中で

日本全体のレベルアップを図るためには「協会ビジネス」に陥らないことが重要です。
すでにそうですが、現代はインターネットの普及によって「情報は全てオープン」にされます。
「ラーメンの秘伝のたれ」はもはや秘密ではなく、それを公開することで新たな価値を創造する時代に入ってきました。

いつまでも時代錯誤の考え方だと、どんどん退化して行きます。
誰にでも学ぶチャンスを与え、そこから起きる創造を次に繋げていく時代に入りました。

まさに今、変革の時ではないでしょうか?

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