戦術も理論も大切です。でも、それが機能するには条件がある。
多くのコーチが見落としている「その条件」を、12通のメールで整理します。
指導現場がうまく回っていない時、
いちばん焦っているのは、コーチ本人です。
外から見れば、それなりに練習は進んでいるように見えるかもしれません。でも現場に立っていると、わかるんです。空気が重い。選手が少しずつ退屈していく。反応が薄くなっていく。
その違和感は、放置していると少しずつ大きくなります。選手の集中が切れ、指導者への信頼が落ち、やがてコーチの言葉がまったく届かなくなる。気づいた時には、もう手遅れになっていることがある。
これは大げさな話ではありません。ぼくが長年指導現場で見てきた、リアルな連鎖です。だからこそ、戦術や理論より先に、「現場を回す土台」が大事だと考えています。
戦術を学ぶ。最新の理論を取り入れる。それは間違っていません。でも、それ以前に「指導現場が回っているか」という問いを持っているコーチは、ほとんどいません。
選手が集中できる状態が作れていなければ、いくら優れた理論を伝えようとしても、届きません。退屈な練習の中では、何も育たないからです。
退屈な練習が続くと、選手はコーチへの信頼を少しずつ失っていきます。やがて言葉が届かなくなり、影響力を失い——
気づいた時には、もう手遅れになっていることがある。
学級崩壊と同じ現象がグラウンドで起きるのです。力で押さえ込もうとしても、解決しません。
選手が満足するトレーニングを作れるようになると、コーチへの信頼が自然と積み上がっていきます。言葉が届く。空気が変わる。
そこさえ整えれば、戦術も理論も、それまでとは比べものにならないスピードで選手に入っていきます。土台があって、初めて応用が生きる。
マネジメントと同じです。選手が満足できるトレーニングを先に作る。そこさえできれば、新しい理論も戦術も、驚くほどすんなり入っていく。なぜなら、最低限のトレーニングの質が担保されているから。
— カズ(ジュニアサッカー大学)メルマガ本編の内容から、核心となる問いを5つ取り上げます。
30年以上のサッカー指導歴を持つコーチ。日本のジュニア年代の育成現場で長年指導を続けながら、コーチ教育プラットフォーム「ジュニアサッカー大学」を運営。指導現場のリアルと理論をつなぐコンテンツを発信し続けている。
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